2017年2月17日 (金)

生大外房学園二年次の成果報告会

2月15日、千葉県生涯大学校外房学園二年生の報告会が実施されました。今回の発表は目の前にある課題を自分のこととして深く追求したことと、衰退していく地域をなんとか食い止めたいという思いに溢れていました。

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(1)健康と体験;メンバーの1人である80代の方が実際にどのように過ごしてきたかを分析して心と体は密接な関係にある。運動や栄養以外に社会・人とのつながりが重要であり、多少不便があっても(自分のことは自分でやる)が健康寿命=自分の寿命となるとまとめ上げた。

(2)空き家問題;地域の安全や相続者の問題などからテーマに取り組んできたが、途中で、これは自分自身のことだと気がついた。少子化だ、人口減だ、行政の空き屋対策だといった外側から見ていた課題が自分自身の家のことであり、安全はご近所との接点だと感じた。空家は人のつながりが切れた死んだ家である。目の前やるべきことは、住みよい街作りをめざし地域の利点を街に吹き込むことで高齢者も若い家族も喜んで住み着く街にすることであると結論づけた。

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(3)ホタルから観る自然の破壊と再生;ホタルの生態を学び実際に各地を探索した結果から、ホタルは環境変化のバロメーターであることに気づいた。ホタルが何時までもホタルであるために我々に課せられたことは、自然のままでホタルが生息できる環境をいかにして守っていけるのかである。

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(4)地域活性化『外房の強みづくり』~打倒湘南!両者の比較から外房・九十九里の強みと戦略を考える;詳細なデーターの分析から都市化に伴う「規模」や「量」の面で湘南エリアに追いつき追い越すには差が大きすぎる。しかし互角に勝負出来る分野や房総が優位な点もある。地域の「強み」・「らしさ」について改めて追求したところ、「歴史的文化」、「何もないがある」豊かな風土、食の優位さ(お酒や太巻きずし、海や野の産物)、サーフィン、これらをまとめて知名度の向上と地域としての広域ブランドの確立戦略が必要である。まず自分たちがこれに目覚めて行動するよう変わらねばならない。

(5)元気で明るい遊びの輪を;子どもの遊びは時代とともに変わってきて外で遊ぶ時間も減り内容も変化している。昔遊びと言われる物は「手作り」が特徴である。これを生かして老人会の交流や学校での「昔遊び」体験授業を実践した。結果的には、いろいろな面で自分たちが教えられることが多かった。家庭、地域、学校の連携によって交流や連帯感、協調性を高めていくことで地域力の向上が期待できる。

(6)地域のご馳走『太巻き寿司』;千葉県の「太巻き寿司」のルーツを学び、地域で指導されているベテランを講師として呼び、実際に学園の調理室を使って太巻き寿司作りに挑戦した。その結果、食文化を伝えることの大切さを実感し、『地名+太巻き寿司』の商標登録をすることが地域活性化の基になるはずとの結論を得た。

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一年間という限られた活動期間ではあったがそれぞれ一つの結論にたどり着いたことは講師としてうれしかった。また、個々に取り組んだはずのテーマがお互いに関連していることに気づかされた。卒業後もこの中のいくつかのグループまたは数人でも結論づけた目標や、やるべきことを実際に活動して実らせて欲しいと思う。

2016年12月 1日 (木)

自分たちで認知症カフェを立ち上げた

千葉県生涯大学校外房学園の学園祭(2016年11月19,20日)があり、そこに恒例になっている地域活動学部一年次の生徒さんのグループ活動の成果がビラで張り出された。

今年の特徴は、課題の解決に向けてそれぞれのグループが自分たちで行動を起こしていることである。いくつかを紹介したい。

(1)認知症予防カフェを自分たちで立ち上げたグループ。近隣の市町村で先行している認知症カフェを8カ所見学訪問したが何かいまいちすっきりしない。それなら自分たちのイメージするカフェを自分たちで立ち上げたいと関係先に働きかけ場所を借り、仲間を誘ってオープンにこぎ着けた。余談だが開所式には市長も激励に顔をだしたという。12月5日に初の営業(?)を始める。発表ビラのいちばん下の枝に示されるように認知症の専門家が必要、ボランティア仲間も必要。場所、お金の問題。その上の段には家族の情報交換や息抜き。大変なのは自分だけでないといったことから、各地域ごとにたまり場、しゃべり場を

作ろうよ・・・・とりあえずオープンしよう・・・Dsc_0433

というストーリーである。講師の立場から考えると、既存の認知症カフェのほとんどが施設の補助活動のイメージがあったことや、いつも誰かが集う井戸端的な雰囲気が欲しかったことなどが背景にあったと考えられる。どのような物が良いのか、まだまだ認知症カフェのノウハウが固まっているわけではないのでこれからの活動に期待が持てる。2年次で続編をやってくれるとうれしい。

(2)たばこのポイ捨て防止には携帯灰皿を配布しよう!ゴミ問題に挑戦したグループは駅からの遊歩道に沿って数回のゴミ拾いを行い、たばこの吸い殻の多いことに愕然とした。到達した結論はたばこの販売をしている近隣のスーパーに働きかけてたばこのまとめ買いをする人にノベルティグッズとして携帯用灰皿を出すことを申し入れ実現にこぎ着けた。粘り強く行動したグループ員はもちろん受けて立ったスーパーも立派。世の中行動を起こせば結構何かが出来るという見本である。

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(3)そのほか高齢者へのお手伝いについて実際に高齢者に聞き取りをやって、本当にやりたいことは旅行や、温泉にはいること。やってみたいことは、趣味や花壇植え、ペットとあそぶなどであるが、悩みは健康、おかね、車いすでは迷惑をかける。トイレも心配。何よりも一人ではつまらない。となったことから実行したことは、「ともだち作戦」。ともに温泉に入りカラオケをやり食事を一緒にした。また介護タクシーやふれあいバスをともに活用してなじんでもらったという。当たり前のことを当たり前にやったと言うことに敬意を表したい。誰もがいつか通る道・・・が結論である。

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2016年8月 1日 (月)

生涯大学校外房学園の笹飾り

 今年も茂原の七夕祭りに外房学園の2年生制作の笹飾りを応募した。

 全員で参加という雰囲気が大切なので、授業ではまず一人一人が笹飾りのデザインをA4一枚に描く。次にそれを班ごとに集約して模造紙一枚にまとめ上げる。それぞれの班の自信作を貼り出してクラス討議をして2案を選ぶ。今回は、奇数班の案と偶数班の案がなんとなく共通点があったので、お互いのよいとこ取りをして最終案2件で製作に入った。

 完成した作品は、七夕会場の目立つ位置に飾られた。作品を仕上げる段階での知恵の出し合いや創造性、材料の調達や飾り付けなどグループ活動の訓練と成果が十分に発揮されたと思う。

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 生徒ひとりひとりも充実感を味わったことと思う。

2016年7月13日 (水)

笑って健康長寿(笑大寄席)

 7月10日、茂原市の東部台文化会館の音楽ホールを借りて第15回の笑大寄席を盛大にやりました。生涯大学校外房学園の有志で運営していますが当初のよちよち歩きから数えると約10年になりました。すべて手作り、スタッフは全員ボランティア。ただし出演者は落語芸術協会の師匠たちや人気の色物をよび、東京まで行かなくても地元で本格的な寄席が楽しめることを売りにしています。

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写真を一枚削除しました。





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 笑って健康長寿が狙いですが、高齢者だけでなく小学生や中学生の姿もちらほら。若い人の中にも落語が好きな人が多くなっているそうです。チケットは1500円と安いので口コミでの販売がほとんどですが、今回は地元のミニコミ紙が事前に笑大寄席を取り上げてくれたので予想を上回る売り上げでした。約350人強の方に来ていただきました。必要経費を落とした残りは、社会福祉協会への寄付、盲導犬育成への寄付などに使い切ります。

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 来ていただいた方々から良かったよ、また来るよ、ご苦労さんと言ってもらうと苦労がどこかへ消えていきます。

 年二回のペースでやっていくので2年後には20回大会がまた賑やかに打てるかと思うとわくわくします。

一緒にやってくれている皆さん、ありがとう。また、頑張りましょう。

2016年7月 1日 (金)

認知症予防カフェ

近所に認知症予防カフェがオープンされることになった。

認知症カフェは最近あちこちで開設されているが、「予防」を謳ったものは初めてである。認知症カフェはデイサービスや病院等のサブとして開設されているようだが、この予防カフェは元々喫茶店であったお店が月一回認知症予防カフェとしてやるものである。

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〔予防〕となると、会話や笑い、運動、脳トレなどのほかに自分ができることを披露することで自信をつけ生き甲斐にまで高めることなどが望まれる。一方、〔カフェ〕というからには居心地がよくて気楽に行けることや話し相手(適切なサポーター)がいることなども必要かと思う。カフェの運営はあくまでもオーナーの考えによるものだが予防の考えや施策がマッチングして欲しい。今やっている地域包括センター主催の認知症予防教室のサポーターとしての経験が活かせるとよいのだが。

どのように運営されるのか毎月第1月曜日開催とのことなので、7月4日に、まず出かけていきたいと思う。

そこに行けば何かしら情報が得られるといった地域のコミュニティセンターの役割を果たしてくれるとうれしいが・・・・〔カフェグリーン;茂原市小轡13時~18時〕

2016年6月23日 (木)

夏休み体験学習(環境)

 平成28年度の夏休み体験学習は毎年やっている太陽光で目玉焼きをつくるに加えて、レモン電池をやろうという計画になった。理由は簡単である。なかなか本番では太陽がぎらぎらしてくれないので何か隠し球がいるねということです。

 レモンを輪切りにして銅板と亜鉛板を差し込めば簡単に電気が発生するいわゆるボルタ電池である。問題はレモン一個が98円もすることと、亜鉛板が簡単には手に入らないこと。レモンはなんとかするにしても亜鉛板はどうするか、なじみの電気屋さんに相談したらマンガン電池から取り出そうと言うことになった。なお、銅板は廃家電から取り出してもらいはさみで切った。

以下はその手順である。

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マンガン電池は電気屋さんから貰った。

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外側のカバーをペンチでやや強引にはずす。

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ばらばらにして中身を取り出し亜鉛板でできたケースを取り出す。

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これを裁断して亜鉛板の電極をつくる。

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ハサミで簡単に切れるから楽である。

間違ってもアルカリ電池を分解しないようにしてください。

2016年1月 7日 (木)

認知症予防教室修了者の自主グループ活動

 茂原市地域包括センター主催の認知症予防教室(第2回)の修了者で自主グループを構成して活動を始め1ヶ月経った。引き続きサポーターとしてやっているがなかなかスタイルがさだまらない。

(1)最初にラジオ体操をやり、身体がほぐれたところで課題に取り組む。ここまではパターン化できた。
(2)そのあとはストレッチ体操であるが、自主グループの中でストレッチ体操をを指導できる人がいない。○○体操だとか、タオル体操などを音楽に合わせて試みているが、腰の悪い人などもいて何をやるかは模索中である。
(3)今年最初(1月5日)は、南京玉すだれのセミプロにボランティアで来てもらい、実演と体験をやった。はじめてすだれに触って、皆さんの眼が輝いていた。このような試みを月に一度は入れて行きたい。笑いヨガを入れたいと考えている。
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2015年11月23日 (月)

生大外房学園1年生の発表

 生涯大学校外房学園の学園祭が11月21日、22日の両日盛大に行われました。

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 地域活動学部の皆さんはそれぞれのクラブ活動での参加に加えて、授業で行った地域活動の成果をビラで発表しました。8件の発表すべて地についた活動で感動的でした。
 
 例えば、「高齢者福祉と現状」を追及したグループは、施設の現状を追いかけるのではなく、仮に介護が必要かなと感じたとき「どこへ行けばよいのか」を実際にトレースして見せました。これは極めて具体的で勉強になりました。
 「環境問題とゴミ」について取り組んだチームは、処理場まで出かけて現場の苦労を実感したことから、あらためてリサイクルへの取り組みを『会津ばんたいさん~(宝の山よ)』という表現に託して自分達の決意を示しました。
 同様に、「高齢者お助け隊」高齢者同士が支え合えないか、役に立ちたいとの思いで活動したチームの結論は、資格がないと電球の取換えぐらいしか出来ないという現実にぶつかりました。
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 また、〝買物弱者になっても快適な生活をする"を追いかけたグループメンバーたちは、外房線のある駅を降りてお店を探して回った結果、1~2km歩いてやっと見つけたそうです。買物弱者をサポートする手段は種々あっても「いろいろ品物を見て買う」という欲求を満たすことが必要だとの提案にはハッとさせられました。
 プロ並みの混声合唱でお年寄りとのコミュニケーションを図ったグループ、地域に溶け込むにはまず自分達から率先しようと手をあげての挨拶運動を実際にやった人たち、高齢者をアクティブなシニアと捉えてやるべき活動を追及したチームなどなど多彩な活動でした。
 また、人間関係に立ち向かうには楽しく聞き、話す事だとの結論を大胆に【耳】の絵で示したビラにはその、訴求力に驚かせれました。
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 半年そこそこの授業でしたがこのような成果を見せられて、講師をやってきてよかったと心から感じた次第です。皆さんのこれからの活動が楽しみです。

2015年9月26日 (土)

落語の師匠に聴く「悪質商法にさようなら」

 市の生活課主催で、山遊亭金太郎師匠の『悪質商法にさようなら』という講演が今日の午後ありました。前回は振り込め詐欺にだまされるなといった講演で人気があったので、その続編にあたります。

 市民室ほぼ満員の約200名が待ち受ける中、″盛大な拍手をパラパラといただきまして″という特有の挨拶で始まった中身は、新作落語で、「あなただけに60万円するマッサージ器を特別に20万円で売ってあげる」と言って40万円を請求された話(運搬費10万円、据え付け10万円・・20万円は本体価格、運搬費や据え付け費はあなたが聞かなかったから言わなかっただけという仕掛け)からクーリングオフのルールと消費生活センターの活用を印象付ける内容でした。もうひとつ、古典落語から、3円で買った水甕を3円で引き取らせて6円の大きな甕を結果的に3円でせしめる噺(計算わかりますか?)がありました。
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 千葉県消費者センターの資料をいただいてビックリ!房総半島の多くの市町村には消費生活センターがなく、観光商工課(または商工観光)課、農水商工課、まちづくり(推進)課、地域(産業)振興課などが担当窓口になっていることです。
 さすがに、千葉市から東京よりの都市部には消費生活センターが整備されています。
 房総半島の農水産漁業地帯にはこの種の詐欺が少ない(?)のか、行政の体制が人手不足等で追い付いていない(?)のか、わざわざ消費センターと言わなくても眼がいきとどく(?)のか気になるところです。

2015年9月25日 (金)

認知症予防教室のサポーター

 茂原市地域包括センター主催の第1回認知症予防教室のサポーターを4ヵ月やらせていただいて、次回10月1日の閉講式で終わることになりました。これに先立ち、受講生は成果を確認するために第2回目のファイブ・コグを受けられました。サポーターも体験したらということで初めてファイブ・コグを受けました。

 5つの分野の認知機能をチェックして改善方法を助言してくれるものですが、受けてみて記憶分野が極めて衰えている(もともと記憶機能は悪いと自覚しています)ことに愕然としました。
 一つの画面に花や果物、職業やスポーツなどの名前が同時に4つ表示されて、これが8枚くらい出てきます。最初の一枚か最後のひとつくらいしか記憶にとどめられませんでした。
 普段興味がないことや覚えようともしない事柄は全くだめです。例えば、台所用品に分類されるものとしてたわしやふきんがありました。そこまでは良かったですが、あとで、周りの人から〝さいばし″があったよと言われましたが何のことかわかりませんでした。花や木の名前も普段から覚える気がなかったのでまず記憶に残りませんでした。当然のように思い出せません。
 そのかわり、職業に関する名前は4つとも覚えていました。
 脳は使わないと衰えると良く聞きますが、日常から意識的に興味を持っていろいろな物の名前や事象を覚える(繰り返し脳に印象付ける)事が重要なのかと感じた次第です。
 
 次回、参加するとすれば受講生側にまわります・・・。

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